ご相談
Xさん(30代・男性・自営)は,妻であるY(30代・女性・無職)と結婚して子ども4人をもうけましたが,Yの日記を見てYがZ(30代・男性・会社員)と不倫していることを知り,今後どのように対応すべきか専門家に相談しようと,当事務所に相談に来られました。
Xさんのご希望は,Yとの離婚と,Y・Zからそれぞれ慰謝料を取ることでした。
Xさんは,すでにYの印鑑を押した離婚届を預かっていました。
当事務所の活動
当事務所は,まず,Xさんに離婚届を役所に提出してもらいました。
そのうえで,当事務所は,Yのメールや日記等を不倫の証拠として,Y・Zとすぐに交渉を始めました。
しかし,Zはしばらくして電話に出なくなり,Yは弁護士をつけて財産がないと支払いを渋ってきました。
そこで当事務所は,まずZを相手取って裁判を起こし,また,Yの弁護士と交渉しました。
当事務所の活動の結果
Zとの裁判では,早い段階で裁判官から和解勧告をもらい,Zから慰謝料を取ることができました。
また,交渉により,Yからも慰謝料を取ることができました。
Xさんは,子ども4人の将来を考えると複雑な心境ではありますが,YとZから相応の償いを受けたことで,気持ちの整理がついたご様子でした。
解決のポイント
相手方の署名押印済みの離婚届を預かっている場合,提出していいものかどうか悩む方が多いようです。
下手に離婚届を提出すると,相手方から離婚無効の調停を申し立てられる場合があります。
当事務所は,離婚案件の豊富なノウハウに照らし,本件はます離婚届を提出するのが得策と判断し,Xさんにまず協議離婚していただきました。
そのうえで,Y,Zから,離婚という結果を踏まえた慰謝料を取ることができました。