離婚前にしておきたい準備と、離婚を切り出すタイミングについて

離婚前にやるべきこと

当時、生涯ともに過ごすことを誓い合った二人ですが、性格の不一致や相手の悪い点ばかりが目立ってしまうことにより離婚を選択する夫婦もいらっしゃるかと思います。

離婚を決意した際には、将来の生活や自身の幸せについて不安を抱えられることでしょう。

また、離婚を言い出す際にはいつ言えばよいのか、またその際には何を準備しておけば良いのでしょうか?

今回は、離婚前にしておきたい準備と、離婚を切り出すタイミングについてご説明します。

離婚前にやるべきこと

「離婚をする前に、どんな準備をしたらいいですか?」というご質問をよくお受けします。

離婚をすると、生活が大きく変わるため、事前にきちんと準備をしておくことが安心です。

以下のチェックリストを参考にして、離婚をする前にやるべきことを確認してください。ご不明な点は、どうぞお気軽に当事務所までお問い合わせください。

離婚後の経済的な生活設計を立てる

離婚をする前に、離婚後の生活設計を立てましょう。

これから収入を確保しなければならない場合、安定して収入が得られるまでの生活費についても、相手と取り決めをしておくとよいでしょう。

離婚後に受けられる公的助成制度について調べる

離婚後すぐに申請ができるよう、公的助成制度について調べておきましょう。

姫路市の場合、「児童扶養手当」や「ひとり親家庭等相談」「母子家庭等就労支援事業」などの制度があります。

転居を伴う場合、住居を確保する

離婚に伴って転居する場合、転居先の住居を確保しておく必要があります。

お勤め先の場所やお子様の学区、地域の治安など、さまざまな要素を考慮して、どの場所に住むのが良いかを検討し、条件に合う住居を確保しておきましょう。

離婚前に別居する場合、別居の準備を整える

離婚前に別居を開始する場合、

  • 夫の収入や財産に関する調査
  • 持ち出すものの準備
  • 当面の生活資金の確保

といった別居準備を整えましょう。

別居に関する記事はこちら!

離婚の条件について相手と取り決めをする

離婚に際し、離婚の条件についてきちんとご夫婦間で取り決めを行う必要があります。

ご本人同士での取り決めが難しい場合には、弁護士等の第三者に協議を依頼することになります。

離婚協議書等の書類を作成する

後日のトラブルを防ぐため、取り決め事項は離婚協議書にして保管しておきましょう。

また、養育費など将来的に相手からお金を受ける場合は公正証書も作成しておきましょう。

離婚を切り出すタイミング

離婚を切り出す画像離婚の準備が整った後に、いよいよ相手に離婚を切り出すこととなります。

結論から申し上げますと、切り出すタイミングはそれぞれの現状により変わってまいります。

例えば現在DVを受けている場合、直接相手に離婚を言い出すとDVが激化する可能性があるため、別居など物理的距離をおいてから切り出す必要があります。

また、経済的自立が可能で、今後一人で生活が可能だと判断した場合も離婚を切り出す良いタイミングとなります。

できる限り早く次の人生を送りたい気持ちはあるかと思いますが、焦らず相手の状況や自身の今後を確認してから相手に告げるようにしましょう。

女性無料相談実施中のバナー

おわりに

今回は離婚前にしておきたい準備と離婚を言い出すタイミングについてご説明しました。

離婚前の準備事項としては今後の生涯設計や住居の確保、相手との交渉が挙げられます。

離婚協議書の作り方については、しっかりと法的効力を持たせるために、弁護士に相談しておくのが安心です。

しかし、DVを受けている場合はさらに激化する可能性があるため,言い出すタイミングには注意が必要です。

準備をきちんと行ってからスムーズに次の生活を送るためにも,離婚を言い出す前に自身や相手の状況をしっかりと確認しておきましょう。

この記事の監修者
弁護士・監修者
弁護士法人ひいらぎ法律事務所
代表 社員 弁護士 増田 浩之
東京大学卒。姫路で家事事件に注力10年以上。神戸家庭裁判所姫路支部家事調停委員。FP1級。

>

お気軽にお問い合わせください。



離婚の悩みはしんどいものです。

当事務所は姫路で離婚に注力して10年以上。

一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

秘密は厳守します。


TEL:0120-500-255



※女性無料相談実施中です。