夫のモラハラがエスカレート!一刻も早く離婚するには?相談事例に弁護士が解説!

最終更新日 2021年9月28日

質問

モラハラ夫との離婚についての相談です。

結婚生活2年半になりますが、去年12月から特にモラハラがエスカレートし、精神的暴力に加え、軽い身体的暴力、性的暴力、娘(乳児)への心理的虐待、性的虐待があり、今年3月より別居状態です。

夫から離婚を切り出しましたが、「離婚」、「離婚回避」と一貫性のない主張を繰り返し、全く話が進みません。

別居後、理由をつけては実家に来たり、突然現れて入り込んだりするので、やむ終えず週に一回程上がらせていますが、その際に酷い暴力があるわけではなく、裁判になった際にこの既成事実が結婚生活を継続できると判断されてしまうのか心配です。

来る度に娘の写真を頻回写しているのも何か企みがありそうで気になります。

又、知人から日記だけで離婚裁判に勝ったと聞いたので、証拠として日記(昨年12月~)をつけていますが、別の知人から日記は主観性が強いので証拠価値として低いと聞き、心配になってきました。

育児+産後数ヶ月からの執拗なモラハラ+離婚問題で精神的にも体力的にも限界なのでなるべく早く解決したいのですが、どうすればいいでしょうか?

弁護士からの回答

モラハラが裁判上の離婚事由にあたるかどうかは、モラハラの具体的事情にもよりますので、一概には言えません。

また、裁判上の離婚事由にあたるとしても、モラハラを立証する必要があります。

日記は証拠としてつけておくとよいですが、主観性が高い証拠なので、記載時期が短い場合、記載頻度が少ない場合や記載内容に具体性が乏しい場合など証拠価値が低いと判断される場合もあります。

夫がご実家にあがることについては、離婚の話を進めて行く上ではできるだけ拒まれた方がよいでしょう。

また、夫が家に来る度に娘の写真を写しているのは、離婚裁判の時に、夫が娘さんの親権を争うつもりがあるからという可能性もあります。

ただ、これまで娘さんの監護を相談者様がされてきたのであれば、いずれにせよ親権についてはあまり心配される必要はないと考えられます。

相談者様の場合、別居期間が短く、ご事情によっては現時点での裁判上の離婚は難しいかもしれません。

しかし、相談者様の夫は離婚意思が全くないわけではないため、協議離婚や調停離婚が成立する可能性もあります。

当事者間での話合いが困難な場合、弁護士が入って離婚協議の交渉をすることもできます。

まずは、法律事務所で具体的事情を話し、今後の対応を相談されることをお勧めいたします。

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