Q サイコパスの夫と離婚できるか?

夫はサイコパスではないかと思うのですが、離婚できますか?
そのようなご相談が寄せられることがあります。
当事務所でも、「配偶者がサイコパスではないか?」とのご相談が増えています。

実感ベースでは、ご相談10~20件に1件程度、そうしたご相談があります。

過去のご相談では、このような事案がありました。

会社経営するご主人が、経営者としての才覚はおありで、会社を1代で地元の中堅会社に育て上げました。

しかし、従業員に対するパワハラはすさまじく、ご家庭でも、ときに「あいつは●●や。」などと文字にできないような発言をします。

そこで、奥様が夫の人格を疑ううちに、「サイコパス」との言葉に行き当たり、当事務所に依頼され、無事離婚を実現することができたのです。

サイコパスの特徴として、表面上は魅力的であり、地元の名士として通っている場合もあります。

したがって、周りの人から見れば、夫は良いご主人と思われているかもしれません。

しかし、サイコパスの人は、良心を持たないと言われています。

良心を持たないということは、突き詰めて考えれば、誰かを思いやる気持ちがないのです。

そのようなご主人と一緒に生活する奥様は大変でしょう。

もっとも、サイコパスかどうかの判断は難しく、たとえばよく嘘をついたり、暴力を振るうからと言って、直ちにサイコパスであるとはいえません。

また、サイコパスという言葉自体、いまだあいまいであり、離婚調停や離婚訴訟において、正面から取り上げられることはほとんどないようです。

そこで、サイコパスと思われる夫と対峙するには、既存の離婚原因、慰謝料請求原因に引き付けて主張立証することが重要です。

たとえば、サイコパスの夫が突然キレて暴力、DVを働けば、十分離婚原因や慰謝料請求原因となることでしょう。

また、妻や子どもに対して暴言を吐くなどして、モラハラ、精神的虐待を行えば、他の事情と相まって、婚姻を継続しがたい重大な事由として離婚原因や慰謝料請求原因となり得ます。

いずれにせよ、一見魅力的なご主人だからといって、我慢するのではなく、自分が夫にどういう言動や態度をとられているのかを冷静に考えてみる必要があるでしょう。

そして、サイコパスであるかどうかはともかくとして、夫の言動が耐え難いものであれば、離婚も1つの選択肢となりうるでしょう。

もっとも、サイコパスが疑われる夫は、世間体がよく、自身を正当化することが上手ですので、奥様がご自身で離婚手続きを進めるには手ごわい相手となりかねません。

サイコパスが疑われる夫との離婚をお考えの方は、サイコパス案件についても多くの経験のある当事務所まで、お気軽にご相談下さい。

この記事の監修者
弁護士・監修者
弁護士法人ひいらぎ法律事務所
代表 社員 弁護士 増田 浩之
東京大学卒。姫路で家事事件に注力10年以上。神戸家庭裁判所姫路支部家事調停委員。FP1級。

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